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レーザーは、地球上に存在するさまざまな光源の中でも特に優れた性質を持った人工的な光源です。この優れた性質のレーザー光を医学的に応用したのがレーザー療法です。各種外科手術に用いられる高出力レーザー療法(高反応レベルレーザー療法)と、健康な組織に対しては、全く組織破壊作用を持たない非常に低い出力のレーザー光を用いる低出力レーザー療法(低反応レベルレーザー療法)があります。レーザー光の生体に対する作用は数多く認められますが、レーザー光の鎮痛効果
をはじめとする生体の恒状性(くずれた状態をもどす力)維持効果を利用した低出力低反応レベルレーザー療法について紹介します。
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| ◆レーザー治療装置開発の歴史と現状 |
わが国における治療装置開発は1970年代後半に始まっています。最初はヘリウムネオンレーザーという、いわゆる気体レーザーが主流でしたが、出力の点で限界があり、1980年代には半導体レーザーという固体レーザーが広まり現在に至っています。現在、連続波出力で150mW程度までの低出力レーザー治療装置が普及しています。
一方、われわれは同時に多くの炎症部位を治療する目的でマルチレーザー治療装置を開発。追随する他メーカーも現れ、マルチ化も今後の流れの1つと考えられます。
最近、低出力レーザー治療装置の高出力化が問題になっています。 高出力化することで鎮痛効果
が弱まるという矛盾につきあたっており、今後の動きに注目です。いずれこの問題に触れます。低出力低反応レベルレーザーと高出力低反応レベルレーザーは明らかに違います。
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- レーザー治療の効果
- レーザー治療の副作用
- レーザー治療と他治療との関係
- 痛みをやわらげる以外の効果
- 多関節レーザ療法
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レーザー療法には非常に多彩
な作用がありますがもっとも確実に確認された効果
は 痛みをやわらげる効果です。
関節リウマチの患者さんの関節痛を レーザー照射直後にとめる効果は75%以上の有効率です(右図参照)。
この急性鎮痛効果がレーザー治療の大きな特色です。 われわれは、動物実験を始め、コンピューター歩行分析装置やラジオアイソトープを使った滑膜シンチグラフィを用いた研究など、いろいろな角度からレーザー光の持つすぐれた鎮痛効果
を証明してきました。そのいくつかを今後紹介してまいります。
その他骨軟骨破壊病変の修復作用など 多彩な効果が認められていますので、順次データを公開していく予定です。
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- 関節リウマチ
- 変形性関節症(関節軟骨の老化による腰痛、膝関節痛など)
- 各種疼痛(腱鞘炎、いわゆる五十肩など)
- 帯状疱疹後神経痛・三叉神経痛
- アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎
- 脳血管障害後遺症(片麻痺、知覚障害など)
- 円形脱毛症、にきびなどの皮膚疾患
- 交感神経緊張状態(星状神経節照射法)、自律神経失調症
- 頚椎捻挫(交通
事故後遺症など)
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頚部に存在する星状神経節にレーザー光(叉は直線偏光近赤外線)を照射し、交感神経緊張状態にある次のような疾患を治療する方法。レーザー光の特色である組織の透過性を利用した治療法です。
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- アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎
- アトピー性皮膚炎(特に赤鬼様顔貌に著効例が多い)
- めまい
- 帯状疱疹後神経痛(顔面
・頭部)
- 円形脱毛症
- 自律神経失調症
- その他 顔面
、頭部の疾
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| 低出力レーザー治療は皮膚面
を介して病巣にレーザー光を照射する治療です。従って皮膚に対する副作用を考慮しなければなりません。低出力レーザーは皮膚に対する障害を与えない出力以下にエネルギーを押さえているものです。動物実験等で皮膚面
に対して障害されないことは証明されています。但し、低出力レーザーは、網膜に直接照射した場合、網膜に損傷を与える可能性は十分にあるので、注意しなければなりません。その為、眼に直接照射できないよう治療装置には、安全機構が備わっていますので、一般
的には問題ありません。装置によっては、安全装置が不十分なものもあり、注意が必要です。なお、生殖器(睾丸、卵巣など)に対する照射については安全性が充分に確認されていません。
関節リウマチとレーザー治療の副作用
は次のページに記載しています。 |
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